番線の種類

はこ番線・・・

箱に入った状態で販売されます。丸太足場の緊結などに使いやすいように形成してあります。

丸太足場の緊結、ホースのジョイントの緊結などに有効。

巻き番線・・・

足場仮設材など大きな器材の緊結、長い番線を必要とする場合に有効。

使用する道具

番線を切る道具・・・

クリッパー、番線カッター

番線を絞る道具・・・

しの

結束線を結ぶ道具・・・

ハッカー

丸太足場の縦地と布地の緊結

布丸太を手前に見て、はこ番線を斜めに差し込みます。

上側の番線を左から右に、下側の番線を右から左に通し・・・

手前に戻して合わせます。

 

はこ番線の頭の輪にしのを挿し、手前に少し引き込んでから、根元からギュッ、ギュッ、ギュッと数回絞ります。

余った番線は、引っかからないように切って叩いて向こうに向けておきます。

悪い例

番線を根元から巻き込まずに、先だけでくるくる回していくと、全体の番線は締まらずに、先のほうだけに負荷が集中し、番線が切れてしまいます。

こつ・・・慎重になるあまりゆっくり巻こうとすると、番線の固さに力負けして、シノを挿している輪の辺りだけがぐるぐると回って番線が切れてしまいます。ギュッ、ギュッと勢いよく回したほうが根元から番線を巻き込むことができます。

ボンベを柱にくくりつけるときの番線の緊結

消火栓のホースとジョイントの緊結

ジョイントにホースをかぶせ、はこ番線を差し込みます。

番線の両端を、それぞれ下を通して、上に戻してまとめます。

番線の頭の輪にしのを挿し、番線の両端ごと巻き込んで数回絞ります。

消火栓ホースのジョイントを番線でつなぐ場合は、強い水圧がかかるので、ジョイントの手前と後ろで2箇所ずつ(計4箇所)絞りましょう。

消火栓のホースとジョイントの緊結2

ダンプのけつドアー(うしろのあおり)を水平に保つ方法(チェーンのかわり)

はこ番線の足が届かないとき

クリッパーや番線カッターで短い番線を緊結するとき

結びつける材どおしをを番線で巻いて手前で交差させます。

交差させた部分をクリッパで切れない程度に加減してはさみます。

ぐるぐるぐると数回まわして締めます。

番線の尖った切り口が手前に向いていると危ないので、シノ等で叩いて向こうに向けておきます。

結束線の結び方

結束線を束ねて使います。(一本ずつの場合もあり。作業指揮者の指示に従ってください。)

交差する鉄筋の下から結束線の輪の部分を出します。

結束線の輪にハッカーの先を引っかけて・・・

結束線の足も引っかけて、ハッカーでクルクルと2~3回回して締めます。

(ハッカーで回す前から結束線が完全に隙間なく張った状態になっていると、ハッカーを回したときに結束線が切れてしまいます。ハッカーを2~3回回したときに、キュッと締まるようにします。)

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